缶のはなし

缶ができるまで

ここでは缶ができるまでの流れを紹介します!

日々お店に並んでいる缶パッケージがどのようにして出来上がっていくのかを簡単にご紹介します。

「缶の材料はスチール? ブリキ? アルミ? 」 「缶は印刷は成型前? 成型後? 」など、缶パッケージ創りの疑問にお答えします。

缶ができるまで 材料

当社で作製している缶パッケージの材料は主にブリキ材を使用しています。

ブリキはスチールに錫メッキを施したものです。そのほかにも表面粗度の異なるサテン材やメッキ種類の異なるTFS(ティンフリースチール)などを使用しています。

製鉄メーカーからコイル状のブリキ板(鉄)が船便や陸送で材料商社へ運ばれます。

缶ができるまで コイルカット

材料商社にてコイル状のブリキ板をシート状へスリットします。

コイルヤード(倉庫)で防錆処置をして保管し、必要なタイミングに応じて各種大きさにスリットします。板の直角や平坦度、油付着やその他欠点に対する検査に合格したものだけが金属印刷会社へ運ばれます。

缶ができるまで 印刷

金属印刷会社にてシート状のぶりき板に版を使って着色していきます。色をのせるたびに乾燥炉でインクを乾かし、1or2色ずつ着色していきます。簡単な印刷であれば2色程度、多いもので10数色使用して印刷していきます。

金属印刷の深みのある豊かな色表現はこのようにして出来上がっていきます。

ここでも版のズレや色ムラ、キズなどの検査が実施され、その後製缶メーカーへ運ばれます。

缶ができるまで 裁断

印刷されたぶりき板を缶パッケージの作製に必要なサイズにスリットしていきます。

板状の印刷板にある断線通りにスリットし、印刷の色違いや輸送キズ、その他不具合の有無をチェックしてその後のプレス工程、製缶工程へと各種材料が運ばれます。

缶ができるまで プレス加工

スリットされた印刷板を蓋や底といった製缶に必要なパーツや形状へ加工します。

底は1工程、蓋は特殊なものを除けば1~2工程で成型されます。金型を用いた際の加工キズの有無や成型不良による危険個所の有無をチェックします。蓋の合格品は納品形態ごとに完成品(蓋別 納品)または半製品(蓋セット 納品)として倉庫に保管されます。底は製缶工程へと運ばれます。

缶ができるまで 製缶

スリットした胴の材料とプレスした底の材料を製缶ラインにセットして缶を製造していきます。

胴の材料は折り曲げ加工やカシメ加工を経て角缶や丸缶の形状になり、最終工程で底を巻き締めて缶の胴体が完成します。一部変形缶や大きな缶を除き、製缶工程は自動ラインとなっています。その後はライン出口に設けられた検査工程へ進みます。

缶ができるまで 梱包

缶の外観(印刷・形状)チェック、異物付着チェックなどの厳しい検査を通過したものだけを梱包していきます。

缶パッケージの検査は微小キズや色々な印刷不具合などカメラなどでの検出が難しいものが多いため当社ではお客様に安心してご使用頂くために経験豊富な検査員による全数目視検査を行なっております。また、缶の胴と蓋をセットした梱包や、胴と蓋をセパレートして梱包するなどお客様の要望に沿った梱包を実施しています。

缶ができるまで 出荷

お客様より指定された場所へ商品をお届けします。

ご使用量に合わせた納品や、数量をまとめての納品などを行なっています。安全運転でお客様に商品をお届けします。

お菓子缶、のり缶、薬缶、芳香剤缶などオリジナル缶の企画製造販売の大阪製罐株式会社です。缶の企画製造販売について、何でもお気軽にお問い合わせください。

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